滋賀民報社の沿革
「滋賀民報」は1964年12月、60年安保闘争以来、前進しつつあった日本共産党と県民のたたかいを背景に創刊されました。
B4版2ページのタイプ印刷(月30円)での発行が10年間続きました。その間、県民運動は大きく前進。71年に日本共産党が県政史上初の県議会議席を獲得したのに続き、大津で革新市政誕生、同党の瀬崎博義衆院議員が初当選、74年には初の革新県政ができるなど、歴史的快挙が連続する時期でした。
1975年、「滋賀民報」は設立された株式会社滋賀民報社に発行が移行。編集事務所と独自の取材体制をもつ県内唯一の民主的地方新聞として新たなスタートを切り、大判(ブランケット)2ページ・週刊で定期発行して今日の原型ができました。県政で噴出した上田金脈に象徴された金権・腐敗政治について数多くのスクープを始め、住民要求実現に奮闘する日本共産党議員の活動、県民のたたかいを報じ続けてきました。
1988年には大判4ページ化。紙面を充実させ、文化面にも一層力を入れ、各分野の第一線の研究者の協力を得て、滋賀の文化を正しく継承・発展させることに貢献してきました。
「滋賀民報」は、2024年に創刊60年を迎えます。この節目に向けて、カラー化で臨場感のある写真・効果的な資料を加えて内容を充実させるため、2023年8月から1面と4面をカラー化しました。いっそう魅力ある紙面、読み応えのある「滋賀民報」へと力を尽くします。
これからも県民の運動とたたかいの力になる「県民共同の機関紙」、国政・地方政治と県民をつなぐ「地方政治新聞」、県民の歴史・文化・教育を大切にする「地方紙」として、読者のみなさんとともに歩み続けます。
2023年8月
- 【新聞の体裁】
- 毎週日曜日発行 大判(ブランケット)4ページ
- 【購読料】
- 月額470円(2023年8月改定)
- 【編集局】
- 〒520-0043 大津市中央1丁目8-8
- 電話:077-525-3400 FAX:077-525-3485
- 【主な出版物】
- 「近畿最大の軍事基地 饗庭野」(滋賀民報取材班)
- 「新・史跡でつづる古代の近江」(大橋信弥/小笠原好彦著・ミネルヴァ書房)
- 「近代の滋賀」(滋賀民報社)
- 「滋賀の学校史」(木全清博・文理閣)